一人暮らし男子の、ちょうどいい洗濯習慣
一人暮らしを始めた頃、
洗濯ってこんなに頻繁に必要だとは思っていなかった。
3日くらい洗濯しなくても服はあるし、
別に誰に見られるわけでもないし、
正直「後回し」でいい家事だった。
でも気づくと、
洗濯カゴから服が溢れ、
洗濯機の前にバスタオルが山積み、
干す場所が足りなくて部屋が湿っぽくなり…。
「なんか生活、うまく回ってないな」
そんな感覚を持ったのがきっかけで、
洗濯を「ただの作業」じゃなく、
“暮らしを整える時間”に変えていけたらいいなと思うようになった。
今回は、一人暮らし男子の僕が感じた、
洗濯とちょうどよく付き合う習慣とコツについて話してみたい。
1. 洗濯が「めんどい日」って、確実にある
まず前提として、
洗濯ってめんどい。
洗濯機に入れてスイッチを押すだけじゃ終わらない。
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洗剤・柔軟剤の準備
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洗い終わったらすぐ干す必要あり
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ハンガーにかけて、シワを伸ばして、風通しを考えて干す
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終わったら取り込む
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たたむ
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しまう
この工程、意外と多い。
そして地味に気力を使う。
だから僕は、「洗濯を毎日やる」というルールはあえて作らない。
疲れてる日、雨の日、
忙しくて余裕がない日は無理しない。
その代わりに、「洗濯してもいいかな」と思える日を
自分で見極める。
**“いつやるか”じゃなく、“気持ちが向いた日にできる仕組み”**を作る。
これが、洗濯とゆるく付き合う一人暮らし男子の基本ルール。
2. 洗濯物は「ためすぎない」だけで気持ちが軽くなる
洗濯がしんどくなる一番の理由は、
「ためすぎること」。
服がなくなってから洗う、
タオルが足りなくなってから洗う。
この“追い込まれてからの洗濯”は、間違いなくしんどい。
僕はそれに気づいてから、
**「洗濯カゴが半分くらいになったら洗う」**というゆるい目安を作った。
ちょっと多いなと思った時点で洗濯する。
そうすると、
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干すスペースに余裕がある
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乾きやすい
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たたむときも量が少なくて済む
結果、ラクになる。
「洗濯はためないほど楽」
これは、一人暮らし男子の生活が整っていくための小さな真実だった。
3. 干し方で“洗濯後のストレス”が変わる
洗濯の次に面倒なのが、「干す」作業。
でも、ちょっとした工夫でこの作業がグッとラクになった。
僕が意識してるのは:
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洗濯ネットで小物を分けておく(靴下・下着用)
→ 迷子にならないし、絡みにくい -
ハンガーのまま干して、そのままクローゼットへ
→ たたむ手間を減らす -
タオルは一箇所に集めて干す
→ 取り込みが一瞬で終わる -
風通し重視。部屋干し用扇風機をあてる
→ 生乾き臭対策にもなる
ポイントは、
「干す=片付け準備」と考えること。
干す段階でラクを意識しておくと、
取り込みもたたむ作業も半分になる。
干し方ひとつで、
「洗濯の面倒くささ」がかなり軽減される。
4. 洗剤や柔軟剤を「お気に入りの香り」にする
洗濯って、“生活感の塊”みたいな家事だけど、
香りだけは、楽しみに変えられる要素だと思う。
僕は香りにこだわりが強い方じゃないけど、
あるとき柔軟剤を変えたら、
「部屋に干したタオルの香りが気持ちいい」と思った。
それ以来、
洗剤や柔軟剤を選ぶのが、ちょっとした楽しみになった。
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無印のナチュラル系の香り
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ドラッグストアで買えるけど香りが強すぎないやつ
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部屋干しでも爽やかに感じるもの
自分の部屋に、自分の服に、
「自分の好きな香り」があるって心地いい。
洗濯という“ルーティン”に、
ほんの少しだけ“気分が上がる要素”を足すだけで、
家事が“自分の時間”に変わっていく。
5. 「たたまないで済む服」を選ぶという視点
正直、洗濯で一番面倒なのは「たたむ」作業かもしれない。
そこで僕は、
「たたまないでもいい服」を選ぶようになった。
例えば:
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ハンガーにかけてそのまま収納できるシャツ類
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シワが気にならないスウェットやTシャツ
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小さく畳める下着・靴下は引き出しに投げ込みOK
クローゼットの中は、
“ハンガー収納メイン”に切り替えた。
たたむのがしんどいときは、
洗濯物をそのまま“専用カゴ”に放り込むだけでもOKルールを作った。
たたむのがめんどくさい日も、
罪悪感ゼロ。
“きれいに整える”より、
**「自分が暮らしやすい形にする」**ことのほうが大事だと思ってる。
おわりに:洗濯も「自分を整える時間」になる
一人暮らしって、
全部自分でやらなきゃいけない。
だから、洗濯も義務になりがち。
でも、ほんの少しの工夫で、
洗濯が“生活を整える時間”になったり、
“気持ちをリセットするタイミング”になったりする。
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無理に毎日やらない
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好きな香りを選ぶ
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たたまなくてもOKにする
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気が向いたときだけちゃんとやる
そんな**「ちょうどいい距離感」**で、
洗濯を暮らしに組み込めたとき、
一人暮らしはもっと楽になる。
今日も洗濯カゴが半分くらい埋まったから、
夜のうちに回して、明日は朝から干そうかな。
そんなふうに、
洗濯が“自分のリズム”の一部になっていく。
それが、僕にとってちょうどいい洗濯との付き合い方。