― 一人暮らし男子の“ごろ寝ライフ”に必要なもの ―
休日の朝、アラームなしで目覚める。
スマホを手に取って、何も考えずに動画を流しながら、もう一度ゴロゴロ。
何時間もベッドやソファで過ごすうちに、「あれ、今日ってなんか幸せかも」ってふと思う。
そう、僕はダラダラする時間が、けっこう好きです。
もちろんやることがある日もあるし、アクティブな日も嫌いじゃないけど、何もせず、誰にも気をつかわず、ただ部屋でごろごろしてる時間って、めちゃくちゃ大事。
でも最近気づいたのは、気持ちよくダラダラできる部屋って、意外とちゃんと工夫されてるってこと。
“何もしない”を楽しむために、ちょっとだけ考えておきたいポイントがあるんです。
というわけで今回は、「ダラダラするのが好きな一人暮らし男子」がこだわってる、くつろぎ部屋のつくり方をゆるっと紹介します。
がんばらないけど、整ってる。
そんな空間のヒント、よかったらのぞいてみてください。
1. ソファ or ベッドを“快適な基地”にする
ダラダラする時間のメイン会場、それはもちろん「ソファ」か「ベッド」。
僕はリビング派なのでソファを中心にしていますが、どっちでもいいと思ってます。
大事なのは、「そこにずっといたくなるくらい快適かどうか」。
そのためにやっていることはシンプルで、“居心地のいいポジション”をちゃんと作ること。
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枕代わりになるクッションを2個用意
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サイドテーブルを置いて、飲み物やリモコンを手元に
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ブランケットは年中出しっぱなし(冷房対策にも◎)
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延長コードでスマホの充電が届くようにしておく
このセットさえあれば、基本的に動かなくても生活できます。
ベッド派の人なら、ナイトテーブルや照明の位置、音楽の操作方法も重要ポイント。
ダラダラを快適にするって、「動かなくてもいいように、準備しておく」ことなんですよね。
それが、最大のくつろぎに直結してくる。
2. 見える範囲だけは“ちょっと整えておく”
これは完全に僕の持論ですが、**「ダラダラするためには、ある程度の清潔感が必要」**です。
部屋が散らかりすぎてると、せっかくゴロゴロしててもどこか落ち着かない。
だから僕は、最低限“見える範囲”だけは整えるようにしています。
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ソファやベッド周りに物が散乱してないか
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テーブルの上に食べかけのものがないか
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ゴミ箱が溢れてないか
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足元に服やバッグが転がってないか
要するに、“視界にうるさくない”状態を保っておく感じ。
これを意識するようになってから、ダラダラしてるときの満足度がかなり上がりました。
「何もしてないのに整ってる」って、不思議と安心感があるんですよね。
部屋の全体じゃなくてOK。
“今、自分が見ている場所”が快適かどうか。
それだけでも、部屋の空気がガラッと変わります。
3. BGMと照明で“脱・無気力感”
ダラダラするのは好きなんだけど、気を抜くと「何もしたくない」が「なんか気分が沈む」に変わるときってありませんか?
そんなときにおすすめなのが、音と光をちょっと工夫すること。
僕がやっているのは、以下のような小さな演出です:
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Spotifyで「ゆるめプレイリスト」を流す
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YouTubeで「カフェの環境音」をかけておく
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昼でも間接照明を使って、柔らかい光にする
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夜は天井の照明を消して、ライトスタンドだけにする
音と光って、思ってる以上に“空気感”を作るんですよね。
無音&蛍光灯だと、なんか寂しくて味気ない。でも音があって、光がやわらかいと、途端に部屋が“くつろぎ空間”になる。
ダラダラするときほど、環境の“心地よさ”がモチベーションになる。
たとえ何もしてなくても、空気が気持ちいいと、それだけで満たされるんです。
4. 「手の届く距離」に好きなものを置く
これもめちゃくちゃ大事。
ダラダラしてると、基本的に動きたくない。でも、なにも手元になかったら「なんか物足りないなあ」ってなる。
なので僕は、“手の届く距離にあると嬉しいもの”を、ちゃんと置いておくようにしています。
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読みかけの本 or 雑誌
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無印のチョコ or ちょっといいお菓子
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スピーカーのリモコン
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使い慣れたブランケット
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湯たんぽ or 足元ヒーター(冬限定)
こういう“好きなもの”にすぐアクセスできるって、それだけでQOL爆上がりです。
ちなみに、僕のダラダラの極みスタイルは、ホットカフェオレ+YouTubeのVlog+ソファ+毛布。これが揃ったときの幸福感、もはや旅館。
ダラダラは贅沢。
だからこそ、ちゃんと「ダラダラを楽しむ装備」があると、時間の過ごし方がワンランク上がります。
5. 「何もしない日」を肯定する
最後に、一番大切なルール。
それは、「今日は何もしなくていい」と思える心構えを持つこと。
忙しい毎日の中で、「何もしてない時間」に罪悪感を持ってしまうことってありませんか?
でも一人暮らしって、自分で自分の暮らしをつくるもの。
誰かに評価されるわけでもないし、休むことに遠慮はいらない。
何もしない日は、ちゃんと“休めてる日”。
何かをしなくても、“回復する”っていう大事な仕事をしてる。
だから僕は、ベッドでゴロゴロしているときも、「いま、自分のエネルギーが補給されてる」と考えるようにしています。
ダラダラ=だらしない、じゃなくて、「ちゃんと自分を休ませてあげる」時間。
その意識があるだけで、何もしない時間が“意味あるもの”に変わるんです。
おわりに:ダラダラできるって、実は上級スキルかもしれない
誰にも急かされず、自分のペースでごろごろできる時間。
それって実は、すごく貴重で大切な時間なんじゃないかと思います。
部屋の中に“自分が安心してだらけられる場所”があると、それだけで心の安定感がまるで違ってくる。
忙しい毎日だからこそ、「何もしないこと」を、ちゃんと楽しめる空間があるといい。
完璧に整った部屋じゃなくていい。
でも、ちょっとだけ工夫されてる、居心地のいい場所。
そんな「ダラダラにやさしい部屋」を、自分なりに育てていくことも、
立派な“暮らしの技術”のひとつだと思っています。