仕事が終わって、コンビニで晩飯を買って、
くたびれた足で部屋に帰る。
ドアを開けて、電気をつけて――
そこが“ただ寝るだけの部屋”だったら、ちょっと寂しい。
「せっかくの一人暮らし、もうちょっと快適に過ごしたい」
「帰るのがちょっと楽しみになるような部屋、作れたらいいな」
そんな風に思ったこと、ありませんか?
今回は、ズボラでも忙しくても無理なくできる、
“帰りたくなる部屋づくり”のヒントをいくつかご紹介します。
■ 「家=充電スポット」にするための3つの視点
まず、快適な一人暮らしの部屋に必要なのは、
ホテルのようなラグジュアリーさじゃありません。
・疲れが取れる
・視界がうるさくない
・何も考えずリラックスできる
この3つがそろってるだけで、自然と「早く帰りたい」って気持ちになります。
つまり、部屋に求めるのは“演出”じゃなく“機能”。
この感覚、けっこう大事です。
① まずは“生活感を一段下げる”だけで激変する
一人暮らしの部屋って、気を抜くと生活感だらけになります。
脱いだ服、出しっぱなしの充電器、コンビニの袋、洗ってない食器…
全部が悪いわけじゃないけど、これが続くと、
“帰ってきた瞬間から気が滅入る部屋”になりがち。
ここで試してほしいのが、
「生活感をちょっと隠す」だけで部屋の空気が変わるということ。
たとえば:
-
ゴミ袋はむき出しにしない。フタ付きゴミ箱へ
-
コンビニ袋やレシート類はカゴにまとめて“とりあえずボックス”へ
-
使わない充電器は収納ケースにひとまとめ
この程度でも、視界のストレスがかなり減ります。
「なんか落ち着くな〜」って感じるポイントは、こういう小さな整理から生まれます。
② ベッド周りだけ“清潔感重視”で整える
部屋全体を完璧に整えるのは正直めんどくさい。
でも、ベッド周りだけはちょっと気を使うだけで快適度がグッと上がります。
おすすめは:
-
白 or グレー系のシーツと枕カバーに統一する(清潔感UP)
-
小さな間接照明を置く(寝る前のリラックス空間ができる)
-
サイドにモノを置かないようにする(圧迫感が減る)
寝る場所=体をリセットする場所。
そこが快適になると、自然と“家で過ごしたくなる気持ち”が生まれます。
③ “使うモノの置き場”だけ決めると散らからない
片付けが苦手でも、
「使うものの住所」を1個決めるだけで、意外と部屋は散らかりません。
たとえば:
-
鍵と財布 → 玄関に小さなトレイを置いてそこへ
-
スマホの充電 → ベッド横に固定場所を作る
-
よく使う小物 → 無印や100均の引き出しへ「突っ込むだけ収納」
何か特別な収納スキルが必要なわけじゃなくて、
“毎回どこに置くか”を迷わなくなるだけでラクになるんです。
④ 「香り」と「照明」は家の雰囲気を一気に変える
これはズルいくらい効果があるんですが、
香りと照明を変えるだけで、“ただの部屋”が“快適空間”になります。
香り:
-
帰宅時にふわっと香るディフューザー(無印・アロマ系)
-
ファブリックミストでソファやカーテンにスプレー
照明:
-
天井の蛍光灯だけじゃなく、間接照明 or フロアライトを追加
-
暖色系ライトで夜は“落ち着いた空間”に
外の疲れをリセットするには、こういう“雰囲気スイッチ”がめちゃくちゃ効きます。
⑤ 「お気に入りの一角」を作ると、家が“好きな場所”になる
部屋全体じゃなくていいんです。
1ヶ所だけ「ここは好き」って思える場所があると、
不思議と家全体が居心地よく感じられるようになります。
たとえば:
-
読書ができる椅子+ライト+小さいテーブル
-
お気に入りのレコードやCD、スピーカーを置いた“音楽スペース”
-
コーヒー用のマグと道具だけ置いた“小さなカフェコーナー”
自分が“自分でいられる空間”があるって、
一人暮らしにおいてはすごく大きな意味を持ちます。
■ 無理せず、“ちょっとずつ快適”を増やしていけばいい
快適な暮らしって、いきなり完成させるものじゃありません。
帰宅したときに「おっ、なんかいいかも」って思える
小さな積み重ねが大事なんです。
ポイントは、
-
全部やろうとしない
-
完璧を求めない
-
気が向いたところからでOK
「部屋を整えたら、気持ちもちょっと前向きになった」
そんな感覚を一人でも多くの人に感じてもらえたら嬉しいです。
■ まとめ|“帰りたくなる部屋”は、自分でつくれる
最後に、この記事の内容をサクッとまとめると👇
✅ 生活感をちょっとだけ隠す(特に玄関・リビング)
✅ ベッド周りは「清潔感重視」で最初に整える
✅ よく使うモノは「置き場を固定」しておく
✅ 照明と香りで“雰囲気演出”を
✅ 自分の“お気に入りコーナー”をつくる
これだけで、部屋の“居心地感”はまるで変わります。
一人暮らしって自由だけど、少し寂しいこともありますよね。
でも、その自由を“快適”に変える力があるのも一人暮らしの魅力です。
ぜひ、自分だけの“帰りたくなる部屋”、見つけてみてくださいね。
📌おまけ:
-
夜に“部屋の一部だけ片付ける”だけでも翌朝の気分が違います
-
モノを増やすより、「お気に入りのモノをちゃんと置く」が快適の近道
-
外に出たくない日が“幸せ”だと思えたら、あなたの部屋はもう最高です