一人暮らし男子の「自炊めんどい日」に助けられてる習慣

自炊

― がんばりすぎない、でも暮らしを回すコツ ―

一人暮らしを始めた頃、「毎日自炊するぞ」と意気込んでいた。
でも現実は、そう甘くなかった。

仕事でクタクタになって帰宅した日、
冷蔵庫を開けて「何も作りたくない」と立ち尽くす夜、
洗い物を思い浮かべて、すでにやる気がなくなる夕方。

気づけば、インスタントラーメン、コンビニ弁当、Uber Eatsが定番に。
「まあ、一人だし…」と自分に言い訳しながら過ごす日々。

でも、ふと思った。
「自炊って、ちゃんと作ることだけじゃないんじゃないか?」

頑張る日だけじゃなく、
**「めんどい日も、なんとかなる仕組み」**があればいい。
そう考えて、いろいろ試してみた。

今回は、そんな僕がたどり着いた
「自炊めんどい日」に助けられてる習慣を紹介します。

料理が得意じゃなくても大丈夫。
ズボラでも続く、小さな工夫の話です。


1. 「冷凍ごはんストック」が自分を救う

まず一番に見直したのが、ごはん。
僕は白米が好きだから、「米さえあればなんとかなる」と思った。

でも、炊くのって面倒。
洗い物も出る。
だからこそ、**「多めに炊いて冷凍しておく」**を習慣にした。

1回炊飯器で3合炊き、
一食分ずつラップで包んで冷凍。
食べるときはレンチンするだけ。

この冷凍ごはんがあるだけで、

  • レトルトカレー

  • 卵かけごはん

  • 納豆ごはん

  • 丼もの(冷凍具材でOK)

全部すぐ食べられる。
「とりあえずごはんがある」って、
めんどい日のハードルをめちゃくちゃ下げてくれる。

最悪、ふりかけだけでも満足できる。
「自分、今日もごはん食べたな」って思えるだけで、十分。


2. 「味噌汁キューブ」が便利すぎる

お味噌汁って、作るとホッとする。
でも、毎回だしをとって、味噌を溶いて、具を切って…
そんなの続かない。

そこで見つけたのが、スーパーに売ってる**「冷凍の味噌汁キューブ」**。

味噌とだし、具が全部入ってて、
お椀に入れてお湯を注ぐだけ。

具材も野菜、きのこ、豆腐…種類が豊富で飽きない。
しかも冷凍庫で長持ち。

一杯のお味噌汁があるだけで、
「ちゃんと食事してる」感が出る。
これが地味に精神的に効く。

洗い物も少なくて、レンジだけで済む。
めんどい日の“ほっとできる一杯”、マジで頼りになる。


3. 「ワンパン料理」で洗い物を減らす

料理がめんどい理由の半分は「洗い物」だと気づいた。

だから僕は、**「フライパンひとつで完結する料理」**を意識するようになった。

例えば:

  • 野菜と肉を炒めて、焼き肉のタレをかけるだけ

  • 冷凍うどん+冷凍野菜+めんつゆで、焼うどん

  • フライパンでパスタを直接茹でて、ソース投入

どれも簡単で、味もちゃんとしてる。
フライパンだけ洗えばOKっていう気楽さが、本当に助かる。

「フライパンを洗う気力すらない日」用に、
100均の紙皿やキッチンペーパーを活用する日もある。
(お皿代わりにペーパーを敷くと洗わなくて済む)

自炊って、**「料理の技術」より「洗い物との戦い」**だと思う。


4. 「冷凍食品は悪じゃない」と知る

昔は「冷凍食品=手抜き」というイメージがあった。
でも一人暮らしを始めてから、**「冷凍食品は強い味方」**だと気づいた。

  • 冷凍ギョーザ

  • 冷凍チャーハン

  • 冷凍グラタン

  • 冷凍唐揚げ

今の冷凍食品、めちゃくちゃおいしい。
電子レンジやフライパンで温めるだけで、すぐ食べられる。

これを「自炊じゃない」と思わなくていい。
“自分で温める=自炊”くらいの気持ちでいい。

めんどい日は「これに頼ろう」と決めておくだけで、
余計な罪悪感もなくなる。

そして、冷凍庫に「お守り」みたいにストックしておくと、
「何食べよう…」と悩む時間も減る。


5. 「味付け一発アイテム」が料理のハードルを下げる

僕は調味料の種類が多いと、逆にやる気がなくなる。
だから**「これ一本あれば味が決まる」**調味料を常備するようにした。

  • 焼き肉のタレ

  • めんつゆ

  • ポン酢

  • オイスターソース

この辺があれば、
野菜炒めも肉炒めも、全部適当に味付けできる。

凝ったレシピは無理でも、
「なんとなくおいしい」が簡単に作れる。
めんどい日こそ、**“一発で味が決まる”**のがありがたい。

そして、味が決まると、
「自分でもなんとかなるな」と小さな自信がつく。


おわりに:「完璧じゃなくていい」を自分に許す

一人暮らしの自炊って、
頑張ろうと思えばどこまでもストイックになれる。
でも続けるには、「がんばらない日」を許せるかが大事だと思う。

自炊めんどい日があってもいい。
冷凍食品の日があってもいい。
レトルトカレーの日が続いてもいい。

でも、

  • 冷凍ごはんがある

  • 味噌汁が一杯ある

  • 洗い物が少ない工夫がある

  • ストックがある
    そんな**“自分を助ける仕組み”**があると、
    「ちゃんと暮らせてる感覚」が自然に積み重なる。

僕は今日も、
冷凍ごはんと味噌汁キューブに助けられながら、
「まあ、これでいいか」と自分に優しくしてる。

“自炊=毎日ちゃんと作る”じゃなくて、
“めんどい日も含めて暮らせる”が、一人暮らしのリアルだと思う。

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